家族の中で介護が必要になると、介護する方もされる方も本当に辛いですよね。これ以上介護度を上げないためにも、日頃から運動が必要です。なるべく自分のことは自分でできるようにしましょう。

体が自由に動かせるよう、早い段階で正しい知識を持ち、意識を高めて運動を継続してほしいと思います。何もしなければ体は衰え、免疫力や筋力も低下します。それは転倒やケガにもつながります。

転倒し、2週間寝たきりになると、7年分の筋肉が一気に減少すると言われています。大腿骨を骨折すると、1ヶ月から2ヶ月のリハビリ入院が必要になります。体力や筋力の衰えだけでなく、長期間の安静が無気力状態や認知症につながることもあります。

1回の転倒で骨折し、その人の人生が一変することもあります。

頑張って足腰を鍛えてください。1人で家で行うのは難しいですが、みんなとならやる気も出ます。歩くことによって筋力を維持し、健康寿命を伸ばすためにも、高齢者の脚のトレーニングは重要です。諦めなければ100歳になっても筋肉は鍛えられます！

大好きだったおばあちゃんが生きていた頃、通っていたデイケアに何度か見学させてもらいました。おばあちゃんが笑って楽しそうに体操している姿を見るたびに、私はとても嬉しく思っていました。デイサービスに行くことを嫌がらず、本当に喜んで行っていました。

おばあちゃんが喜んでいたように、私も利用者の方に喜んでいただけるような体操を楽しく伝えていきたいと思っています。